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ハーマンミラーのエンボディチェアにおける中古選びの決定版|失敗しない相場・保証・2021年以降の改良モデルの見分け方

ハーマンミラーのエンボディチェアを中古で賢く手に入れるためのガイド表紙

こんにちは。Vivienda Luxの運営者「gafas」です。

憧れの高級ワークチェア、ハーマンミラーのエンボディチェアを中古で探している方も多いのではないでしょうか。

新品だと30万円近くするモデルですが、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ、あるいは中古オフィス家具店では、意外と現実的な価格相場で取引されていますよね。

ただ、高い買い物だけに偽物の心配や、有名な12年メーカー保証がどうなるのかなど、中古ならではの悩みや失敗への不安も尽きないかなと思います。

この記事では、私が個人的に調べた中古選びのコツや注意点を整理してみました。これを読めば、後悔しない一台に出会えるヒントが見つかるはずですよ。

記事のポイント

  • 中古市場における適正な価格相場とチャネルごとの特徴
  • 2021年の仕様変更で見落とせないスクリムフォームの有無
  • 中古購入時に必ず確認すべき保証の仕組みとメンテナンス法
  • 失敗を防ぐための専門店選びと試座の重要性

ハーマンミラーのエンボディチェアを中古で探すコツ

エンボディチェアを中古で探す際、まず知っておきたいのは市場の構造です。

どこで買うかによって、価格だけでなく安心感も大きく変わってきます。

中古市場の価格相場とメルカリの取引動向

日本国内におけるハーマンミラーのエンボディチェアの中古相場は、購入先によって明確に分かれています。

メルカリやヤフオクといった個人間取引(CtoC)では、だいたい6万円台から16万円台くらいがボリュームゾーンですね。

特に7万円〜8万円台の個体は動きが早く、出品されるとすぐに成約する傾向があるようです。

価格帯の目安(税込)

  • 個人間取引(現状品):60,000円〜90,000円
  • 個人間取引(高年式・美品):90,000円〜160,000円
  • 中古オフィス家具専門店:130,000円〜170,000円
エンボディチェアの新品価格、中古専門店、個人間取引の価格帯とリスクの比較表
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メルカリなどで2万円〜3万円といった極端に安いものを見かけることもありますが、これらはパーツ欠損があるジャンク品や、かなり状態の悪いものが多いので注意が必要です。

一方で、Logicool Gとのコラボモデルであるゲーミングエディションなどは、中古でも14万円以上の高値で安定しています。

最近の新品価格の値上がりを受けて、状態の良い中古品へ需要が流れているみたいですね。

2021年以降のスクリムフォーム入り個体の判別

エンボディチェアの中古選びで最もマニアック、かつ重要なのが「2021年2月の仕様変更」です。

実はこの時期を境に、座面のクッション性が向上しているんですよ。

以前のモデルは座面のファブリックの下がすぐに樹脂パーツだったのですが、2021年2月以降の製造分からは「スクリムフォーム」と呼ばれる約10mmの薄いウレタン層が追加されています。

エンボディチェアの座面に追加された約10mmのスクリムフォーム図解と、座面裏の製造ラベルの見方
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これにより「お尻に樹脂が当たる感覚」が軽減されているので、座り心地を重視するなら断然、新しいモデルがおすすめです。

判別方法は簡単で、座面裏にある製造ラベルの「Manufacture Date(製造日)」をチェックするだけ。

ここが2021年2月以降になっていれば、改良版である可能性が極めて高く、出品者にラベルの写真をアップしてもらうのが一番確実かなと思います。

ゲーミングモデルとの違いや冷却機能の注意点

「エンボディゲーミングチェア」として売られているモデルと通常モデル、実は見た目以外にも違いがあります。

ゲーミングモデルには「銅粒子入りの冷却フォーム」が入っていて、マーケティング的には「涼しい」とされています。

でも、実際のユーザーレビューを見ると、厚みのあるフォームのせいで逆にむしろ熱がこもりやすいという声も少なくありません。

ゲーミングモデルの冷却フォームと通常モデルのしなやかな座り心地の違いを比較した図解
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ゲーミングモデルの注意点

  • 冷却フォームのせいで、背もたれが通常版より「硬い」と感じる場合がある
  • 初期ロット(2020年〜21年頃)は、リクライニング時に「きしみ音」が出やすい個体がある

エンボディ本来のしなやかな動きを重視するなら、実は通常モデルの方が純粋にメカニズムを体感できるという意見もあります。

好みの問題もありますが、中古で探す際はデザインだけでなく、この構造の違いも念頭に置いておきたいですね。

リズムやバランスなど最適な張り地の選び方

エンボディチェアにはいくつか張り地(ファブリック)の種類がありますが、中古で狙うなら「リズム(Rhythm)」が一番無難で安心かなと思います。

耐久性が非常に高く、毛玉になりにくいので、数年使われた中古品でもヘタリが目立ちにくいのが特徴です。

ファブリック名耐久性通気性中古での評価
リズム非常に高い高い一番おすすめ。劣化が少ない
バランス高い最高高価だが、網目にゴミが溜まりやすい
シンク標準普通滑らかな肌触りだが、テカリが出やすい
エンボディチェアの中古でおすすめのリズム生地、掃除が大変なバランス生地、テカリやすいシンク生地の比較
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最高級の「バランス」生地は座り心地も素晴らしいのですが、立体的な構造ゆえに隙間にホコリが入り込みやすいというデメリットがあります。

中古で購入した後に自分で掃除することを考えると、リズム生地の方が衛生面でのハードルは低いかもしれませんね。

ハーマンミラーの保証規定と譲渡不可のリスク

ここは本当に注意してほしいポイントなのですが、ハーマンミラーの有名な「12年保証」は最初の購入者にのみ適用されます。

つまり、中古で買った瞬間にメーカー保証は消滅し、修理はすべて有償になってしまうんです。

ハーマンミラーの12年保証は中古購入者には引き継がれず、保証が消滅し有償修理になるリスクの解説
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メルカリで「保証書あります」と書かれていても、名義が違うと無償修理は受けられないのが原則です。

もし故障した場合は、公式のメンテナンス窓口へ相談することになりますが、部品代や技術料、送料などで数万円かかることも珍しくありません。

この「保証がないリスク」をどう捉えるかが、中古購入の分かれ目になりますね。

中古価格が安いのには、こうした理由があることも理解しておきましょう。

正確な最新の保証規定については、必ずハーマンミラー公式サイトをご確認くださいね。

ハーマンミラーのエンボディチェアの中古選びの基準

実際に中古の個体を手に入れた後、あるいは選ぶ際にチェックすべき実用的なポイントをまとめました。

長く愛用するためのメンテナンス術も紹介します。

ギシギシ音を解消する潤滑剤と注油のポイント

エンボディチェアの宿命とも言えるのが、樹脂パーツ同士が擦れて発生する「きしみ音」です。

リクライニングするたびにギシギシ鳴ると、せっかくの高級チェアも台無しですよね。

でもこれ、実は故障ではなく単なるメンテナンス不足であることが多いんです。

おすすめのメンテナンス用品

使用する潤滑剤は、プラスチックを傷めないフッ素系グリース(Krytox 205g0など)や、高品質なシリコンスプレーが推奨されます。

KURE 5-56のような石油系溶剤が入ったものは、樹脂を割ってしまう原因になるので絶対に使わないでくださいね。

背骨のような関節パーツの隙間に軽く注油してあげるだけで、驚くほど静かになることがあります。

中古で「異音あり」として安く売られている個体を狙って、自分で直してしまうのも一つの手かもしれません。

フッ素系グリースによるきしみ音対策と、径11mmのウレタンキャスターへの交換推奨
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フローリングを傷つけないキャスターへの交換

中古のエンボディチェアの多くは、標準の「BBキャスター」を装備しています。

これはカーペット用なので、そのままフローリングで使うと床を傷つけたり、転がる音がうるさかったりします。

もし自宅がフローリングなら、ウレタン製のキャスターへの交換を検討しましょう。

純正のDC1キャスター(堅床用)に交換するのもいいですし、Amazonなどで売られている社外品のウレタンキャスター(11mm径のもの)なら数千円で交換可能です。

中古購入時の予算に、あらかじめキャスター代を含めておくとスムーズかなと思います。

偽物の真偽と中古オフィス家具店の独自保証

エンボディチェアの偽物リスクが低い理由と、シリンダーのヘタリなど見えない内部劣化への注意
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「エンボディチェアに偽物はあるの?」という不安をよく聞きますが、結論から言うと、エンボディチェアの偽物はほぼ存在しないと言われています。

あの複雑なピクセル構造や背骨のメカニズムを模造するのはコストがかかりすぎて、偽物を作っても採算が合わないからだそうです。

アーロンチェアも同様ですが、現時点では偽物の心配は低そうですね。

それよりも怖いのは、見た目では分からないシリンダーのヘタリや、内部機構の不具合です。

個人間取引が不安な方は、独自の動作保証を付けている中古オフィス家具店を選ぶのが一番の解決策になります。

オフィスバスターズなど専門店での購入メリット

オフィスバスターズのような大手の中古オフィス家具専門店では、入荷した椅子をプロが洗浄し、動作チェックも丁寧に行っています。

最大のメリットは、メーカー保証が切れている中古品に対して「半年〜1年程度の販売店保証」を付けてくれる点です。

個人間取引よりは数万円高くなりますが、プロによるクリーニング済みの衛生面と、万が一の故障時のセーフティネットを考えれば、十分すぎる価値があるかなと思います。

「中古だけど安心して長く使いたい」という方には、こうした専門店での購入が個人的には一番おすすめです。

体に合うか確認するための試座と腰痛のリスク

どんなに評判の良い椅子でも、自分の体に合うかどうかは別問題です。

エンボディチェアは背骨を強力にサポートしてくれますが、人によっては「仙骨あたりの当たりが強すぎて腰が痛い」と感じるケースもあるようです。

高いお金を払って中古で購入した後に「腰痛が悪化して後悔した」なんてことになったら悲しいですよね。

中古で購入を検討している場合でも、可能であればショールームや大塚家具などの取扱店で一度、試座してみることを強くおすすめします。

座り心地の最終的な判断は、ご自身の体型や好みに基づいて慎重に行ってくださいね。

もし体に合わないと感じた場合は、無理に購入せず専門家に相談するのも一つの道です。

ハーマンミラーのエンボディチェアを中古で買う結論

書斎のデスクに配置されたハーマンミラーのエンボディチェア。最高のデスクワーク環境のイメージ
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さて、ここまでいろいろと見てきましたが、ハーマンミラーのエンボディチェアを中古で手に入れるのは、知識さえあれば非常に賢い選択肢だと思います。

狙い目はやはり「2021年2月以降製造のリズムファブリックモデル」を、信頼できるチャネルで見つけることですね。

中古購入の最終チェックリスト

  • 製造ラベルで2021年2月以降(スクリムフォーム入り)か確認したか
  • 保証が引き継げないリスクを理解しているか
  • 自分で注油などの簡単なメンテナンスをする覚悟はあるか
  • 事前に試座をして自分の体に合うことを確認したか

高級家具を中古で買うのは勇気がいりますが、一度手に入れればデスクワークの質が劇的に変わるはずです。

この記事が、あなたにとって最高の一脚を見つけるための参考になれば嬉しいです。

皆さんのワーキングライフが、より快適なものになりますように!

  • この記事を書いた人

gafas

Vivienda Lux 運営者。長年、深刻な腰痛と椅子への不満を抱えてきた一人の椅子好き。自らの身体で数々の名作を試し、失敗と発見を繰り返して辿り着いた答えがあります。プロのカタログスペックでは語られない、使い手としてのリアルな真実を等身大で綴ります。

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